会社員となって7年目、30歳の大台になってボーナスでついに念願のテイラー製のギターを購入することができました。ずっとずっと欲しかったのですが価格が高くて手に入らず、ずっと高嶺の花というか手に届かない存在でした。初めてテイラーのギターに遭遇したのは高校生1年生の時15歳の夏休みでした。
アルバイトで楽器店に勤めはじめて、管楽器や弦楽器に囲まれた生活をしていたのですが忘れもしない8月12日、テイラーギターが店に入荷してきたんです。最初はあぁ。新しいのが来たのか。位にしか感じなかったのですが、店頭にかざってみると何やら美しい感じがして目から離れなくなりました。
良く見るとネックの形状が美しくてピカピカと輝いていて更に木目がとても綺麗でなんとも芸術品のような気がして売るのがもったいなくなりました。そのモデルはテイラー314ceだったと思います。5日ほどしたある日、中年の男性がお店にふらりとやって来てそのテイラーギターを試奏してみたいと言ってきました。「かしこまりました。」と答えると、言葉では表現できないほど音色が素敵で売るのも忘れてうっとりしてしまいました。
テイラーギターを通販→テイラーギターを売っているアコースティックギター屋さん
そのお客様(もしかしたら中年ではなかったかもしれません。)は「結構いい音するね。ではこれ下さい。」と言ってテイラーギターを買っていってしまいました。
売れたのに嬉しくなくて、なんだか取られた様な気持ちになって夜も眠れませんでした。今頃、自宅で演奏してるんだろうなぁ。とか考えて、その日は朝までモンモンとしてしまったのです。そう考えると罪つくりなギターだなぁ。と思います。その日から目標が出来ました。将来は絶対にテイラー製のアコースティックギターを持とうと心に決めたのです。
テイラーギターを買おうと心に誓ったまでは良かったのですが価格が高かったのでとても高校生が買える代物ではありませんでした。バイトで貯金して買うとしても数ヶ月分すべての給料をつぎ込まないと絶対に買えない。でもクラブ活動や友達と遊ぶにもお金がかかりまし、当時学費を自分で出していたのでてもではないですがお金は貯まりませんでした。
いつしかテイラーギターを手にすることは目標でなくなってしまいました。アルバイトをやめてしまったことも大きな原因だったようなきがします。その後、大学4年間もテイラーギターに関わることなく過ごしたのですが社会人となって新たな生活を送る際に衝撃的な出会いがあったんです。中古楽器屋さんにふらりと冷やかしで入ってみたときにテイラー314ceが飾ってあるではありませんか。おっと思って覗いてみると。あれは、私が高校生の時にアルバイトで出会ったあのテイラーギターだったのです。